PCゲームバンドル販売サイトHumble Bundleが行っているサブスクリプションサービス「Humble Choice」が来月よりリニューアルされることが発表されました。(コメント欄にて情報をいただきました。ありがとうございました!)
2019年12月に前身となる「Humble Monthly」から大きく内容を変更しスタートした「Humble Choice」ですが、最近はチョイスと言いつつ全タイトル貰えたり、クラシックプランとプレミアムプランの違いが曖昧になっていたりとやや迷走気味でした。
今回のリニューアルで「シンプルでわかりやすく、そしてよりお得なサービスに」なるはずと胸を張るHumbleですが…さて内容やいかに。
プランの一本化
まず第一に、従来の3つ(厳密には4つ)に分かれていたプランを一本化、料金が11.99ドルに統一されます。新プランでは毎月公開される全てのゲームを受け取ることができ、従来通り気に入らなければいつでもスキップが可能です。
内容的には他のプランに比べ大きく優遇されていた従来のクラシックプランに一番近いです。(次第にプレミアムプランとの差がなくなってきて、最近ではむしろプレミアムプランの方がお得なのでは説までありましたが…)
ベーシックプラン加入者は純粋にお得になるけどかなり少数な気がする…
リニューアルに際しライトプランを除く全ての加入者は自動的に新プランに移行されます。(ライトプラン加入者は強制キャンセル。)
Humble Games Collection
Humble Choice加入中は「Humble Games Collection」と呼ばれるゲームライブラリにアクセスできるようになります。
来月スタート時には以下の5タイトルが公開、さらに毎月どんどんゲームが追加されていくとのことです。
・Forager
・Wizard of Legend
・Dodgeball Academia
・Unsighted
・Void Bastards
このライブラリにアクセスするには「Humble app」なるアプリを新たにインストールする必要があります。
1か月スキップや解約をした場合はライブラリ内のゲームを遊ぶことができなくなるので注意が必要です。
Humbleでもまた新しいアプリをインストールさせられるのか…
Humbleアプリ
Humbleアプリでは、上記の「Humble Games Collection」に加え、50タイトル以上のDRMフリーのゲームがダウンロードできる「Vault」にもアクセスできるようになります。
こちらは「Humble Games Collection」と違い、加入中にダウンロードさえしておけば解約後も普通に遊ぶことができます。
そりゃDRMフリーだからな!
現在の「Humble Trove」とほぼ同じサービスと思って間違いないと思います。
Humbleストアでの割引
Humbleストアでゲーム購入時に受けることができる割引率の違いが、プランごとから継続期間ごとに変更になりました。
具体的には、
継続期間 | 割引率 |
1~2か月 3~5か月 6~11か月 12か月以上 |
10% 15% 17% 20% |
となります。
1か月スキップや解約をした場合は全てリセットされ10%からのスタートになります。
また、2月1日時点でアクティブなメンバーは、その時点での継続期間に係わらず20%割引からスタートとなります。
コレはどこをどう読んでも改悪としか言いようがない!
まとめ
今回のリニューアルですが率直に言って改悪だと感じました。
プレミアムプランは19.99ドル/月から大幅値下げとなるので一見お得のように見えますが、最近ではプレミアムプラン新規加入者は1年間12ドル/月になるキャンペーンをずっと実施していたこともありそこまで衝撃的な内容ではありません。
現クラシックプラン加入者はもはや空気です。
「Humble Games Collection」は追加されるゲームの量や質、一度追加されたゲームがライブラリから外れることがあるのか、その期間や頻度等、まだまだ不透明なところが多いです。
Humbleストアの割引率変更ですが、明らかにスキップ防止目的の変更であまりいい印象は受けませんね…。今までと同じ20%割引を受けるために12か月以上も契約を継続する必要があるのは改悪としか言いようがなく、Humbleストアをよく利用する人は気軽にスキップができなくなってしまいました。
まだまだ不透明な部分もありますが、とりあえずはリニューアル後一発目となる2月分のラインナップと、「Humble Games Collection」の今後の展開に注目していきたいと思います。
Changes Coming to Humble Choice FAQ(Humble公式FAQ)